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動物病院の就職先の違い│個人病院と企業病院は何が違う?

「動物病院が多すぎてどこに就職したらいいのかわからない!」

このように就職先の選択に迷う方は多いのではないでしょうか?

動物病院を大まかにわけると個人病院と企業病院に分けられます。

それぞれに特徴があり、自分自身に合っている動物病院を選ぶことが大切です。

今回の記事では個人病院と企業病院の違いについてご紹介します。

就職先にお悩みの方はぜひ最後までお読みいただき参考にしてみてください。


獣医師の就職先


並んでいる犬と猫

獣医師の就職先は多岐にわたります。

おもな就職先は

  • 小動物臨床の動物病院

  • 動物園、水族館

  • 国家公務員、地方公務員

  • 家畜診療所

  • 製薬会社

  • ペットフードの会社

などです。

獣医師の中で約1/3は小動物の動物病院に就職しています。

動物病院の数は10年前と比較して増加しており、令和5年時点での動物病院の数は約12,700件です。


全国の動物病院の中から自分に合った就職先を見つけるために個人病院と企業病院の違いについて知っておきましょう。


個人病院の特徴

個人病院とは個人が経営している動物病院です。

多くは院長自身が経営を行っています。

獣医師の数は病院によってさまざまですが、個人病院では規模が小さいことが多いです。

動物病院ごとに独自のルールがあり、診療の方針も異なります。

個人病院に就職するメリット

個人病院に就職する場合のメリットをご紹介します。

診療に積極的に関われる

獣医師の数が少ないことが多いので、早いうちから積極的に診療に関わることができます。

基本的に症例に対して一貫して診療に関わることができ、きめ細やかな診療が可能です。

先輩の診療に関わりながら実践的に経験を積めることも魅力です。


直接院長から知識を教わることが出来る

院長の診察や手術など間近で見学し、自分の診療の参考にすることができます。

自分の症例に関しても直接院長に相談できるので安心して診療を進められます。

動物病院によっては専門的な治療を行なっているので、院長がどの分野に力を入れているかをリサーチしておきましょう。

少人数で人間関係が築きやすい

動物病院のスタッフの人数が少数であることが多いため人間関係が築きやすいです。

それぞれの動物病院で雰囲気が違うので実際に見学に行って肌で感じましょう。



個人病院に就職するデメリット

個人病院に就職する上でデメリットについても確認しておきましょう。

忙しすぎる病院では教育が不十分になる

個人病院では教育システムがあまり整っていない場合があります。

忙しくて教育まで手が回らない動物病院では自分の成長を感じられないこともあります。

見学時に若手の先生に教育体制についてリサーチしておくと良いでしょう。

知識が偏ってしまうこともある

小規模の動物病院では院内の診療のみでは知識が偏ってしまうことがあります。

外部の勉強会も複数開催されているので積極的に参加することで多様な考え方を吸収できます。


企業病院の特徴


獣医師に抱っこされているヨークシャーテリア

企業病院とは企業が経営している動物病院です。

地域に複数の動物病院があり、大規模であることが多いです。

経営者は院長と別であることが多く、運営管理や経理などの事務スタッフも在籍します。

経営方針はグループ内の動物病院で統一されています。

基本的な診療方針や処置に対する値段はマニュアル化して決められていることが多いです。

企業病院に就職するメリット

企業病院に就職するメリットをご紹介します。

教育体制が整っている

企業病院には若手獣医師向けの育成プログラムがあることが多いです。

先輩獣医師が教育係としてつく場合もあり着実に成長できます。

ビジネスマナーの教育がある動物病院もあり、社会人としてスキルが身につけられることも魅力です。

福利厚生がしっかりしている

企業病院は福利厚生が整っていることが多いです。

在籍しているスタッフも多く、休みが取りやすいです。

動物病院によっては女性が働きやすい取り組みをしている場合もあり安心して働くことができます。

多くの獣医師の診療を参考にできる

グループ内に多くの獣医師が在籍するため、さまざまな分野の先生から学ぶことができます。

診療に関して疑問点があった場合に複数の獣医師の意見を聞けることも強みです。

企業病院に就職するデメリット

企業病院に就職する上でデメリットについても知っておきましょう。

グループ病院での異動がある

グループ内での異動があることが多いです。

異動先での新しい環境に慣れなければならない大変さもあります。

若手のうちは診療機会が限られることもある

企業病院では教育システムが充実している一方で若手のうちは診療機会が限られてしまう場合もあります。

若手のうちから診療を行いたい場合は動物病院の教育システムについても確認しておきましょう。


就職先を考える上で大切なこと


獣医師とラブラドールレトリーバー

どんな動物病院がいいのかは人それぞれです。

自分の希望に合った条件の動物病院を探しましょう。

就職先を見つけるうえでポイントとなる条件はおもに以下の通りです。

  • 給与

  • 福利厚生

  • 動物病院が力をいれている分野

  • 動物病院の立地

  • 獣医師、看護師、その他スタッフの人数や人数比

動物病院の雰囲気は実際に見てみないと分かりません。

ある程度条件をを絞ったら動物病院を見学してみましょう。

自分がやりたいことは何か、自分に向いているのは何かを考えていくことで納得いく職場に出会えるでしょう。


まとめ

個人病院と企業病院ではそれぞれにメリット・デメリットがあり、自分に合っている動物病院を選択することが重要です。

それぞれの動物病院で方針が異なるため、まずはホームページなどで動物病院の特色をリサーチしましょう。

当院の特色に関しては当院の紹介ページを参考にしてみてください。

少しでも当院に興味をお持ちの方はぜひ見学にお越しください。


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