動物病院に就職するのにあたって
「実際の動物病院の雰囲気を見てみたい」
「院長に話を聞いてみたい」
「何を準備したらいいか不安…」
そんなふうに考えている方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では動物病院実習の受け方と何を準備して参加すればいいのかを解説していきます。
目次
実習に行く2つの理由
動物病院実習に行く理由は主に2つあります。
①勉強のために行く
獣医師や愛玩動物看護師は生涯学習する必要があるほど学ぶものが膨大にあります。
学校にいるだけでは学べないことが山ほどあるのですね。
大学や専門学校のカリキュラムには数日間のインターンが組み込まれていることが非常に多いです。
夏休みや春休みを利用して実習に行くパターンが多いですね。
②就活のために行く
この理由が動物病院実習に行く理由としては一番多いのではないかと思います。
ホームページや求人サイトで「ここの動物病院いいなー」と思っても実際に見てみないと現場の雰囲気ややっている仕事内容はわからないですよね。
その動物病院に行ったら現場のスタッフとコミュニケーションを取ることで疑問を解決することができます。
また、実習に行くと最終的にはそのまま面接が行われることも多く。そのまま就職が決まることもあります。
しっかり対策をしてから実習に臨む必要がありますね。
実習に持っていく持ち物4選
その動物病院によって持っていくべきものは変わります。
動物病院に持っていくべきものは以下のものがあります。
①院内着、スクラブ
動物病院では私服で働くことができません。
動物の毛、血液、糞尿がつく可能性があります。
その動物病院で指定される服を持っていきましょう。
以前は白衣が使用されることが多かったですが、白衣が人の医療の世界でも患者を威圧してしまう「白衣効果」というものがあることから敬遠されてきています。
現在ではかつて手術着として使われていたスクラブを院内着として使っている動物病院が多いです。
動物病院で働き始めてからも使用することが多いので、実習に行かなかったとしても一着は持っておいても良いのではないでしょうか?
②院内履き
清潔なスニーカーやクロックスなど動きやすい靴を準備しましょう。
院内の床はとても清潔に保たれています。
犬は人間よりも地面に近いところで生活をしているため、床に落ちているものを口にしてしまう可能性が高いです。
泥や砂がついている靴を使用するのは避けましょう。
また、手術室はさらに清潔に保たれている動物病院が多く、さらに手術用の靴に履き替える動物病院も多いです。
その動物病院のルールに従いましょう。
③筆記用具
筆記用具には以下のものが良いでしょう。
ボールペン できれば黒と赤
サインペン
メモ帳
ボールペンを持っていくのはなんとなくイメージがつくのではないかと思います。
何かに書く機会があるので、そのときに使います。
サインペンは血液検査の検体容器などに名前を記載するときに使います。
検体容器は多くの場合プラスチックなので、サインペンでないと記載ができないのですね。
メモ帳は実習中に学んだことやその動物病院の情報を書きます。
動物病院で働いているスタッフは多忙です。
同じ人に同じ質問をすると仕事を邪魔してしまう可能性があるため、しっかりメモをとりましょう。
ちなみに、人はメモを取っている人見ると「しっかりしている人だな」と思ってくれることが多いです。
スタッフの印象を良くするためにもメモは取るようにしましょう。
④履歴書
動物病院スタッフが、実習に来た人がどんな人かを把握するために必要です。
動物病院のスタッフにとっても実習生が来るのはドキドキする出来事です。
どんな人なのか知ることで会話も広がりやすくなります。
就職希望の場合はもちろん、就職希望じゃない場合も履歴書を持っていくようにしましょう。
実習に参加する学年
実習に参加する学年は、実習に参加する目的によって変わります。
学校のカリキュラムで実習に参加する場合はその学校によって変わりますが、獣医系の大学であれば3~4年生の頃、動物看護師系の学校であれば2~3年生のころに実習に参加することが多いです。
就活目的で参加する場合は卒業する場合は一般的には獣医師志望であれば5~6年生の前半、動物看護師志望であれば2~4年生の前半(3年制の学校もある)で実習に行くことが多いです。
どちらも最終学年時は国家試験で忙しくなりますので、その前に就活を終わらせることが望ましいです。
まとめ
動物病院実習に必要なものは動物病院に馴染みのない人にとってはわからないことも多いです。
今回挙げた必要なものはあくまで一般的な動物病院実習で必要なものです。
実際に必要なものは動物病院によって異なることもあるため、事前に確認してから実習に臨むようにしましょう。
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